性機能障害とは
男性の性機能障害といえば、これまではED(勃起不全)が主たるものだった。しかし最近、その症状は多様化してきている。
その中でも、若い男性の間で急増しているのが膣内射精障害。これは自慰行為では射精できるにも関わらず、性行為では射精が出来ないという障害だ。誤った方法でマスターベーションをし続けていることなどがその原因といわれている。
この症例が報告されているのは世界でも日本のみ。日本男性の自慰行為の多様化が、様々な弊害を生み出し、男性不妊が増えているといえるだろう。
無精子症の現状
また、射精が正常に出来ても、精子に問題があれば妊娠は難しくなる。男性不妊を抱える患者の約半数は精子に異常があるとされている。
具体的に見ていくと、精子の動きが悪い「精子無力症」が26%、精子数が少ない「乏精子症」が8%、形のいい精子が極端に少ない「奇形精子症」が1%、そして、精液の中に全く精子がいない「無精子症」が8%。
実際に精液を見て、水のようにサラサラしていたり、量が少なすぎる場合は要注意。精子になんらかの異常がある可能性がある。不安に思う人は、是非一度専門医に検査してもらうことをお勧めしたい。

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