母子同室は母乳育児の意欲をかきたててくれる
9月18日付、米医療系情報サイトMedindiaによると、
出産直後の新生児とその母親が数週間、同室で過ごすことは、その後の母乳育児を推進させる効果があることが、マレーシアの研究員らの調査により判明した。
(Photo by yto/
哺乳瓶でミルク)
母子別室は、授乳回数減少のおそれ
マレーシアにあるKPJ Ipoh専門病院の医師、Sharifah Halimah Jaafar氏らは、退院前4日間における母乳育児の比率を母子同室者と別室者とで比較。
別室で過ごした母子は、同室で過ごした母子に比べて、母乳を与える回数がはるかに低いことが分かった。
母子同室は、赤ちゃんの夜泣きにも効果
Sharifah Halimah Jaafar氏は提唱する。
これまでに、産後における病院での母子同室については、いくつかの利点が報告されている。だが母子同室が、継続的な母乳育児に繋がるという確たる証拠は無かった。2007年には、産後最初の数週間に、母と子が肌を触れ合わせることが非常に重要で、母乳育児の継続や赤ちゃんの夜泣き回数を減らすのに、大変良い効果があることが報告されている。
赤ちゃんは、お腹から出てきたからといっても、心身ともに人として自立しているわけではない。産後、その支えが急に離れてしまった状況を鑑みれば、同室が赤ちゃんの夜泣きに効果があることも理にかなっている。病気の場合を除いて。(渡邉充代)

Medindia
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