不妊原因の約半数は男性
年々晩婚化が進み、それと共に増えているのが不妊。不妊治療と聞くと、多くの人は女性に対するものを想像すると思うが、実は不妊原因の半数近くは、男性側に原因があるというデータが出ているのだ。
男性不妊に密接に関係する臓器は精巣。ここで精子を作り、“テストステロン”という男性ホルモンを分泌しているため、精巣の健康状態が悪いと、男性不妊に繋がる可能性が高い。
精巣のチェックをしよう
男性不妊治療やED治療などをメインに扱っている恵比寿つじクリニックの辻祐治院長によると、精巣の見た目や触り心地で、大体の健康状態は分かるという。男性不妊に関係する症状として、精巣のしこりや腫れなどが挙げられる。
精巣内にしこりがあり、痛みがない場合は精巣腫瘍の可能性がある。これは他の臓器に転移することもあるため、注意が必要だ。また、精巣の上の部分が腫れて痛む場合は、精索静脈瘤の可能性がある。これにより、血液が逆流し精巣が温められることで精子の量や動きに悪影響を及ぼすという。
「自分に原因がある訳がない」と、不妊治療に積極的でない男性も多いと聞く。月に一度精巣を触ってチェックすることから、手軽に不妊治療を始めてみては如何だろうか。

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