喫煙カップルと肥満女性は対象外
スコットランドの英国国民健康保険では、喫煙者に対するIVF(体外受精)治療を行わない方針を発表しました。
英国国民保険で、このようにIVFの対象者の基準が定められるのは、2010年にロシアンで、
「喫煙者へのIVF治療を行わないわけではないが、
準備を整えているカップルにはより多くのパッケージを用意するようにしている」
として以来のものとなります。
新しい基準は、10月1日から実施される予定です。カップルのいずれかが喫煙者である場合と、女性が適正体重を超えている場合(BMI30以上)、IVFの成果が下がるとして、保険適応の対象から除外することになりました。
サイクルカットと基準の強化で、予算管理と成功率のアップを
これと同時に、これまで3サイクルと適応対象としてきたものを、2サイクルまでに変更することになりました。
NHSでは、1サイクルのIVFの費用が約5000ポンド(約40万円)と高額で、さらに多くの人が順番を待っている状態であることから、適応サイクルを減らしてコストをカットすることと、より妊娠しやすい状況のカップルを優先させる方針を明らかにした形となりました。
世論では賛否両論ですが、妊娠の確率を高めるために、自己管理をしっかり行う意識付けとしては効果があるのではないでしょうか。

Scotsman.com ; NHS Fife announces smokers to be refused fertility treatment
http://www.scotsman.com/news/health/NHS National Services Scotland
http://www.nhsnss.org/