防虫剤に含まれる物質はホルモンバランスに影響を及ぼす可能性
アメリカの疾病予防センターが発表したところでは、トイレ用洗剤やエアフレッシュナー、防虫剤に含まれる化学物質に曝されている女の子は、平均よりも7ヶ月早く生理が始まるということです。
原因と見られる物質は、ジクロロベンゼンといわれるもの。カリフォルニアでは、90年代半ばから使用禁止になっていますが、カナダでは今も使われています。日本ではパラジクロロベンゼンという物質が防虫剤などに使われています。近頃では無臭タイプが多いために有害物質を吸入しても、原因に気づかないこともあるそうです。
カナダのサイトNow Torontoに掲載されているコラムでは、こうした化学物質が不妊に及ぼす影響もあるのではないかと警告しています。女の子の生理の開始が早くなることは、ホルモン系への影響があることが分かるからです。
化学物質の不妊への影響は、排ガスや魚介類に含まれる水銀など色々と指摘されています。危険性はまだ科学的には確認しきれていないほどわずかなものもありますが、健康的な生活を送るという点で意識して、環境に注意を払うと良いでしょう。

Now Toronto ; Is pollution altering our fertility?
http://www.nowtoronto.com/lifestyle/