妊娠中のナッツは、子どもの気管支喘息の発症率を低下させる
8月29付け、米医療系情報サイトMedindiaによると、
妊娠中にナッツ類を食べると、子どもが気管支ぜんそくになる確率が減るという、新しい研究結果が発表された。
ナッツ類、例外を除き推奨食品の1つに加わる
デンマーク国立出産研究所(Danish National Birth Cohort)の研究員らが、このほど61,000人の妊婦を対象に調査、分析。
妊婦さんは、
専門医にナッツ類を食べないよう指示を受けている場合を除き、健康のため、栄養素のバランスを保持するためにも、ナッツ類やナッツを含んだ食品を食べてもよいという見解を発表した。
また2008年、デンマーク食品安全庁では、今まで妊娠中の摂取を推奨していなかったナッツ類の箇所に関して、指導内容を改訂している。
2008年までは推奨されていなかった
従来、母親もしくは父親にアレルギーがある場合、妊娠中また授乳中にナッツ類を食べるのは避けるよう、妊婦らは指導されてきた。
また、3歳前の子どもも、ナッツ類を食べることは推奨されていない。
専門家らの見解
この発表を受けて、イギリスの気管支喘息を扱う医療機関Asthma UKのMalayka Rahman氏は以下のように見解を示す。
妊娠中の食事は、子どもの健康に与える影響が大きい。だから継続して熟慮していく必要がある
(渡邉充代)