男性の肥満も妊活に関係があった!
女性の体重管理は、妊活に重要ということは、かなり前から言われていて、コウノトリが来る日を待って、食生活を整えたり運動をしたりしている女性は多いものです。
ところが、妊活に体重管理が必要だったのは、男性も同様であることが分かりました。これは、オーストラリアで行われた研究で明らかになったそうです。
肥満のオスの精子での受精卵は着床率が低い
メルボルン大学の研究チームが、マウスの人工授精を通じて観察を行ったところ、肥満の状態のオスの精子で受精した受精卵は、着床の確立が低くなることが分かりました。
オーストラリアでは肥満が深刻な問題になっています。全世界の、人工に対して、理想体重を超えていたり、肥満とされている人の割合は48%であるのに対して、オーストラリアでは75%の男性が太り気味、もしくは肥満の状態にあるのです。
男性が妊活を意識して、体重管理を行う習慣は、これまでありませんでしたが、卵子までの道のりを泳ぎ切る健康な精子を作るには、大切なことの一つであると研究者のひとりは指摘しています。
着床後も胎盤の発達などに影響
更に、肥満のオスの精子で着床した受精卵も、その後胎盤の発達が不十分となるケースも見られたそうです。
この研究では、肥満のマウスを作り出すのに、10週間、ファーストフードを与えたそうです。このことから、食習慣に気を付ける必要があることがよく分かりますね。

NY Daily News ; Lose the love handles for better sperm: study; Father's weight may play fertility role
http://www.nydailynews.com/life-style/health/