甲状腺治療ガイドライン、5年ぶりに改定
8月14日付の米医療系情報サイトbabycenterによると、妊娠中の患者に対する甲状腺治療のガイドラインがこのほど改訂された。2007年に改訂して以来、5年ぶりのこととなる。
一連の妊娠期間に配慮
内分泌学会によると、今回のガイドラインは、妊娠する前、妊娠期間中、妊娠後における甲状腺治療の医学的問題を中心に改訂されている。
甲状腺疾病患者が妊娠した場合、妊娠がその疾病経過に影響を及ぼすと同時に、その疾病もまた、妊娠に相互に影響すると言われている。
甲状腺疾病と症状
日本における甲状腺疾病患者数は20人に1人と言われ、非常に多い。症状としては、「疲れやすい」「寒がり」「便秘」「体重増加」「食欲不振」など、老化現象と重なり、また病状の進行も非常にゆるやかで、気付かれにくい。甲状腺のホルモンが不足したために起こる病気で、橋本病、バセドウ病などが知られている。
8月に改訂版発行
この改訂版の詳細については、8月に発行予定の専門誌「Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism」にて確認できる。

babycenter
http://www.babycenter.com