潤滑油(剤)は妊娠を抑制する
米医療系情報サイトbabycenterによると、性交渉の際に使用する潤滑油(剤)が、
精子に対して害があると同時に、頸管粘液(けいかんねんえき)の役割を抑制すると伝えている。
頸管粘液(けいかんねんえき)とは?
頸管粘液とは、子宮体部と膣(ちつ)をつなげる子宮頸管(しきゅうけいかん)を覆っている粘液のことで、
男性の精子の移動を助けている。この頸管粘液が少ないと精子の行動が止まり、妊娠しにくい。
頸管粘液の重要な役割とは?
膣内の酸性物質で死滅してしまう精子がある一方で、排卵前に、このアルカリ性である頸管粘液の保護により助かる精子もある。つまり、
精子を保護する重要な役目を担っている。
潤滑油(剤)を使用するとどうなるのか?
人工的に精製された潤滑油(剤)を使用すると、精子がこの頸管粘液に辿り着かず、結果、子宮内部に到達する前に、
膣内で酸化されて死滅することになる。
市販されているどの潤滑油においても、この潜在的な問題をはらんでおり、妊娠を計画している方は特に注意してほしいと喚起している。(渡邉充代)

babycenter
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