お母さんが肥満だと、赤ちゃんの成長は遅延する
8月10日付、米医療系情報サイトbabycenterによると、
お母さんが肥満の場合、その赤ちゃんは、生後3カ月の間は体重が増えにくく、適正体重の女性らから生まれた赤ちゃんと比べて、
発達の遅れがあることが、このほど研究により明らかになった。
皮下脂肪が原因
米アイオワ大学の准教授Katie Larson Ode氏らによると、肥満のお母さんから生まれた乳児は、
脂肪の塊がつきにくく、そのことが、乳児の正常な脳の成長と発達に重大な影響を与えているという。
調査対象となったのは、糖尿病の病歴がない妊婦100人。うち、38人の妊婦が太り気味もしくは肥満だった。
研究員らは、その妊婦らが出産した乳児の、生後2週間から生後3ヶ月までの体重を調査。太り気味もしくは肥満の妊婦から生まれた乳児の体重は、適正体重の妊婦から生まれた乳児の体重より、約312g少なく、と同時に、皮下脂肪が約6gも少なかった。この
皮下脂肪の軽さは、適正体重のお母さんから生まれた乳児の皮下脂肪の、ほぼ半分程度しかないことになる。
母親の免疫システムが胎児に影響
研究者らは、肥満の母親の免疫システムが、その胎児の免疫システムに炎症を起こさせていると見ている。
(渡邉充代)

babycenter
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