出産の3分の1は、そもそも計画外
7月24日付、アメリカ医療系情報サイトWebMDによると、このほど、米厚生省の疾病対策センターの職員らの調査により、1982年以降にアメリカで生まれた赤ちゃんのうち、3分の1を上回る赤ちゃんは、計画外妊娠によるものだったという結果が出た。
画像提供:足成
年齢・人種・収入・教育の点で差
米疾病対策センターの報告によると、アメリカでの未婚女性の出産率は、1980年では出産全体の18%を占めていたが、2009年には出産全体の41%までに増加。と同時に今回の調査により、未婚女性による出産つまり計画外妊娠は、年齢・人種・収入・教育の4つの点で大きく差が出ることが判った。具体的に言えば、未婚の非ヒスパニック系黒人や低所得や低学歴の女性らにおいて、計画外妊娠の割合が高かった。
妊娠の可能性を過小評価
2002年に至っては60%の女性が未婚で妊娠。調査によると、避妊具を使用しなかったと回答している。また、避妊対策をしなかったこの女性らのうち36%の女性らは、まさか妊娠するとは思っていなかったと回答している。
年齢・人種別における計画・計画外妊娠の割合
1)10代における出産の5分の4は計画外妊娠
2)20歳~24歳における出産の50%、25歳~44歳における出産の75%は計画的に妊娠。
3)未婚で出産した女性のうち約77%が出産と同時に入籍。また49%の女性がパートナーと同居。一方で、33%の女性はシングルのまま。
4)計画的に出産した割合を人種別でいうと、白人女性が3分の2以上、ヒスパニック系女性が57%、アフリカ系アメリカ人女性の47%が計画的に出産を迎えていた。(渡邉充代)

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