妊娠中の電磁波照射で子どもが肥満に
7月29日付けのアメリカ医療系情報サイトMedindiaによると、妊娠中に比較的高い頻度で電磁波を浴びた妊婦から生まれた赤ちゃんは、その後の発達過程で、肥満か太り過ぎになる確率が高くなるという調査結果が出た。
画像提供:足成
母親の電磁波照射量と子どもの肥満度は比例する
研究員らは、カリフォルニア北部に住む妊婦らの、妊娠中の電磁波照射量と、その子ども733人の成長過程を、その子どもらが13歳になるまで記録。結果、母親の子宮内の電磁波数値が上がるにつれ、生まれた子どもの肥満や太り過ぎになる度合いが上昇していることに気付いた。
電磁波2.5mG以上で子どもの肥満率84%
研究者らは、測定時の子どもの年齢や、子どもの性別、出生時の母親の年齢、母親の妊娠時の体脂肪率、人種、教育レベル、喫煙の有無などを考慮したうえで調査。妊娠時の母親の
子宮内の電磁波数値が1.5~2.5ミリガウスの場合、50%の確率で、また、2.5ミリガウス以上の場合84%の確率で、その子どもは肥満もしくは太り過ぎになった。研究者らは、妊娠中に2.5ミリガウス以上の電磁波を浴びると、子どもが肥満になる確率は2.35倍に跳ね上がると警告している。(渡邉充代)

Medindia
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