禁煙したいけど、難しい...カナダの場合
カナダでは、10人に1人の妊婦さんが喫煙しており、妊娠を計画している女性では喫煙率は30%にも上るとされています。多くの喫煙女性が、妊娠するまでにはたばこをやめたいと考えていますが、これが難しい人も多いのが現実で、常に罪悪感を感じたり、恥ずかしい気持ちになったりする人もいます。
カナダのトロントでは、中毒および精神保健センターの取り組みの一つで、PREGNETS (Prevention of Gestational and Neonatal Exposure to Tobacco Smoke)という組織が結成され、喫煙女性の禁煙をサポートする仕組みがあります。
オンラインの匿名性を活用した禁煙サポート
サポートはオンラインがベース。目標は、たばこへの依存やニコチン中毒を克服し、完全に禁煙することですが、とにかく減らすだけでも到達すべきだとしています。
オンラインのメリットとして、他の人に打ち明けることなく取り組むことができることが挙げられます。喫煙に関しての罪悪感から、辞めたいと思いながらも誰にも相談できず、サポートを得られない人が多いからです。
サイトでは、様々なコンテンツや最新情報を用意して、女性の禁煙を全面的にサポートする体制を整えています。悩みや心の問題では、カウンセリングなど顔を合わせてのサポートが多く見られますが、あえて匿名性を利用したサービスは画期的ですね。

PREGNETS
http://www.pregnets.org/