発症率は30歳を過ぎてから低下の一途
7月27日付の米情報系サイトbabycenterによると、30歳過ぎて末子(ばっし)を出産した女性は、子宮内膜がんになる確率が低いという調査結果が出た。
子宮内膜がんとは?
子宮内膜がんは、子宮内組織に起こるがんの1つで、アメリカだけでなく、日本でも患者数は非常に多い。
40歳以上に至っては44%もの差が
研究員らは8,600人を上回る子宮内膜がんを患っている女性らと、16,500人を上回る子宮内膜がんを病気を患っていない女性らを調査比較した。その結果、
30歳を過ぎてから子宮内膜がんを発症する確率は、最後に出産した年齢を5年ごとに区切った場合、約13%ずつ下がっていることが明らかになった。また、末子を24歳以下で出産した女性と、末子を30歳以上34歳以下で出産した女性との子宮内膜がん発症率の差は、後者の方が、17%も低く、末子を35歳以上39歳以下で出産した女性は、32%低下。さらに、末子を40歳以上で出産した女性に至っては、44%も低下した。
研究員らは、高齢出産と子宮内膜がん発症率低下に関連性があると同時に、他の要因を考慮に入れたとしても、高齢で末子を出産することが、防御因子になっていると見ている。(渡邉充代)

babycenter
http://www.babycenter.com