弁がうまく働かないことで、静脈が膨れあがってしまう
不妊につながる静脈瘤とは、精子を運ぶ管(精索)の静脈が異常に大きくなってしまう状態です。この静脈瘤と不妊についての記事がSBWireに掲載されました。
精索には、たくさんの血管や弁があるのですが、この弁がうまく機能しないと、血液の流れが滞ってしまい、このために血管が膨れあがってしまうのです。
静脈瘤の治療法には様々なものがありますが、最もメジャーなものは手術で大きくなった部分を取り去ってしまうことです。もちろんこれには専門の医師による適切な診断と治療が必要になります。
科学的には不妊との因果関係は証明されていない
とはいえ、これまでも精索の静脈瘤は男性不妊の原因になると信じられてきましたが、実際の因果関係などは科学的には証明されていないのです。このため、専門医は不妊を原因に精索の静脈瘤に携わる場合、本当に手術が必要なのかどうかを見極めることに神経を注ぎます。
静脈瘤は痛みなどがないことが多いため、不妊の診断になって初めて指摘されることも多いものですが、多くは膨れあがった血管が確認できます。気になる場合は、専門医の診察を受けるようにしましょう。

SBWire ; The Varicocele and Male Fertility
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