妊娠中の食事と運動のとり方がカギ
7月20日付の米医療系情報サイトBabycenterによると、妊娠中に健康的な食事や適切な運動を心がけることが、産後の、お母さん自身の極端な体重増加や、胎児の体重過多、またその胎児の将来に渡る肥満を避けることにつながることを、アメリカの研究者らが示唆した。
画像提供:足成
産後2ヶ月で、妊娠前プラス2kg程度に戻るには
研究員らは、妊娠前は一般的に体重は健康的とされていた妊娠16週目から20週目の妊婦を3つのグループに分類。第1グループは、
適正な食事管理の下、低程度のウォーキングを実施。第2グループは、
適正な食事管理の下、中強程度のウォーキングを実施。第3グループは、運動や食事のプログラム
管理を全く受けなかった。
この3つのグループの産後2ヶ月経過時点の体重を比較したところ、興味深い調査結果となった。
妊娠中の食事管理と中強程度のウォーキングが効果的
これら3つのグループの妊婦らの、妊娠前の体重はいずれも同じ程度の体重で、かつ新生児の体重もほぼ同じ程度であった。それにも関わらず、
産後の妊婦の体重の減り方に大きな違いが出た。特に減り方が大きかったのは、適正な食事管理の下、
中強程度のウォーキングを実施した第2グループだった。第2グループの
約3割の妊婦が、妊娠前の自己体重の2kg弱程度の増加にとどまった。次に減り方が大きかったのは、適正な食事管理の下、低程度のウォーキングを実施した第1グループだった。第1グループの約1割弱の妊婦が、第2グループと同じく、妊娠前の自己体重の2kg弱程度の増加にとどまった。
第3グループに関しては、そこまでの大きな戻りはあまり見られなかった。
産後の体重は戻りにくいと一般的に言われている。妊娠中のちょっとした心がけで、簡単に、妊娠前とほぼ同じスタイルを取り戻せるようだ。是非試していただきたい。(渡邉充代)

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