妊娠中の多量喫煙は子どもの犯罪につながる
イギリスニュースサイトMailOnlineによると、米ハーバード大学公衆衛生学部のAngela Paradis博士が、妊娠中の喫煙が原因で、子どもの脳の発達に長期にわたる被害が及び、結果、子どもの犯罪につながるという見解を報告した。
(Photo by 山中阿弥陀堂 万引きアカン!! /
fukapon)
子どもの犯罪率が3割増に!
Angela Paradis博士らは、1959年から1966年までの間に妊娠し、その妊娠期間中に喫煙をしていた妊婦らとその子ども4,000人のその後を追跡調査した。
1999年と2000年時点で、当時喫煙していた妊婦から生まれた子どもらは、少なくとも33歳に成長。そして、妊婦当時、1日20本以上喫煙していた妊婦の子どもと、20本未満の喫煙だった妊婦の子どもの2グループに分類した。
結果、1日20本以上喫煙していた妊婦の子どもらの方が、1日20本未満の喫煙だった妊婦の子どもらに比べて、犯罪率が3割も多かった。また同時に、前者のグループの方が、犯罪を繰り返す傾向もみられた。
喫煙中の妊婦さんへ
Angela Paradis博士は提唱する。
この結果は、妊娠中にお母さんが多量の喫煙をすると、子どもが大人になった時に、犯罪を起こす原因になると定義しているわけではない。ただ、謙虚にまた冷静にこの関係性を受けとめてもらいたい。
(編集部翻訳担当 渡邉充代)

MailOnline
http://www.dailymail.co.uk