妊娠を継続しながら治療が可能
ベルギー・ルーベンがん研究所・学際的乳がんセンターのFrédéric Amant氏の研究によると、妊娠中の母親が「乳がん」になった場合、妊娠中でも治療を行うことが可能であり、むしろ、治療のために早産をすべきではなく、正期産を目指した方がよい、という論文を英医学誌「Lancet」に発表しました。
妊娠中の放射線治療は推奨されていませんが、Frédéric Amant氏は、妊娠中期であれば妊娠していない女性と同じように治療が可能で、手術であれば、妊娠期間中に行うことは可能であるともしています。
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「あれ?」と思ったらすぐ病院へ!
「乳がん」「放射線治療」「赤ちゃんに悪影響」「中絶しかない」と、つい最悪な事を考えてしまいます。
しかし、Frédéric Amant氏は、中絶したからと言って、病気の進行が改善されるわけでもないので、よく家族や専門の医師とよく話し合い、どうすることが一番いいか、じっくり考える必要があるとしています。
「乳がん」は、自分で早い段階から発見することは可能で、早期発見であれば、治る確率が高いがんです。もちろん、妊娠中でも「乳がん」の検査は、超音波や触診などで行うことは可能。
もし「しばらく検査をしていない」もしくは「検査をしたことがない」という方は、妊娠中でも検査をしてみるのはいかがでしょうか?

あなたの健康百科
http://kenko100.jp/news/2012/06/27/01Lancet:Breast cancer in pregnancy
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez/22325662