検査と治療を行うことで85%が無事出産
富山県では、「不育症」専門相談を、2012年6月5日より開始したと発表しました。相談員は、富山大学付属病院産科婦人科医師。
「不育症」とは、妊娠をしても、流産や死産、新生児死亡などを繰り返して結果的に子供を持てないことを言います。
厚生労働省研究班の調査によると、妊娠した女性の4割が流産の経験があり、流産を繰り返す不育症も16人に1人の割合でいることが分かっていますが、一方で、専門外来で検査、治療した人のうち8割以上が無事、出産できているという結果も出ていることから、研究班では夫婦だけで悩まずに専門医を受診するよう呼びかけています。
「不育症」の認知度を広める活動も実施
「流産をしてしまった」と言う話は、よほど親しい間柄ではなければしないのではないでしょうか。そのため、夫婦だけで悩み、苦しんでいると言う方は多いのでは。
そのため、富山県では、相談体制を充実するために相談窓口の開設をするとともに、「不育症リーフレット」などで、普及啓発を行うことにしました。
なお「不育症」専門相談は、「不妊専門相談センター」および「女性健康相談センター」内に併設されており、まずは、電話にて相談をして欲しいとしています。
「不育症」専門相談
【相談日】
月1回(予約制)15時から17時
【相談員】
富山大学付属病院産科婦人科医師
【開設場所】
富山県民共生センター「サンフォルテ」2階
【開設日】
2012年6月5日
[電話相談]
火・木・土 9:00-13:00 水・金 14:00-18:00
[面接相談(要予約)]
火・木・土 14:00-18:00 水・金 9:00-13:00
【連絡先】
・毎月の不育症専門相談日は、電話にて問い合わせが必要。
・専門相談の前に、まずは電話で相談を受付。
076-482-3033

富山県 ニュースリリース
http://www.pref.toyama.jp/cms_press厚生労働省研究班
http://fuiku.jp/