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子宮外妊娠の早期発見に救世主現る!

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子宮外妊娠の早期発見に救世主現る!

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循環ホルモン、アドレノメデュリンが子宮外妊娠を救う?
5月3付けのAAAS(米国科学振興協会)が発行するサイエンス誌、Eurekalertによると、アメリカ内分泌学会誌が、子宮外妊娠の予測に、循環ホルモンのアドレノメデュリンが役立つ可能性があることを発表した。

循環ホルモン
子宮外妊娠とは?
子宮外妊娠とは、子宮腔以外の部分への受精卵の着床をいう。妊娠中の女性の胎内では、絨毛(じゅうもう)という小さな突起が胎芽(たいが)を取り巻いて、振動したり、拍動する。胎芽は、この働きにより、卵管を通って胎内へと動く。絨毛に疾患があると、子宮外妊娠を生じやすくなる。まれな例外を除いて、子宮外妊娠は胎芽が生育しない。また母体にも危険を及ぼし、適切な処置をしないと、死亡に至るケースもある。

その研究内容とは?
本研究では、非癌性の理由で卵管を摘出、もしくは子宮を摘出した女性らを調査した。どの被験者からも卵管培養組織が確認され、妊娠初期のホルモン状態に復元していた。子宮外妊娠をした女性らの、卵管内の絨毛運動振動周波数は低く、筋収縮の回数も少なかった。またアドレノメデュリンの濃度も、正常な妊娠をしている女性の濃度よりも低かった。アドレノメデュリンを投与したところ、卵管内の絨毛運動振動周波数や筋収縮数は、正常値に戻った。

専門家の見解
本研究の権威、香港大学のWai-Sum博士の見解。
「この発表は、絨毛運動振動周波数についての、アドレノメデュリンの効果を検討する最初の報告例だ。アドレノメデュリンの分泌量の低さが、絨毛運動振動周波数の低さの原因の1つとなっている。絨毛運動振動周波数が低いために、胎芽の移動が抑制されて、卵管内に胎芽が留まる。この発見の功績は大きい。血漿(けっしょう)アドレノメデュリンの濃度で、子宮外妊娠の予測を立てることができるかもしれない。」

今後の成果に期待
子宮外妊娠には、ヒトの卵管内にあるアドレノメデュリンの濃度が関係しているという発見は、今後の研究に非常に大きな意味を持つ。アドレノメデュリンの濃度をあげることで、絨毛運動が活性化し、筋収縮運動も円滑になる。つまり、子宮外妊娠における、アドレノメデュリンの濃度の低下が、胎芽輸送を弱めている要因なのではなかろうか。(編集部翻訳担当 渡邉充代)

外部リンク

アメリカ総合医療サイトMedindia
http://www.medindia.net/news/hormone-adrenomedullin-may-help-predict-ectopic-pregnancy-100830-1.htm
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