なぜ?アメリカの実情
Mother Nature Networkが報じたところによると、アメリカ疾病予防管理センターによって行われた調査によって、多くのアメリカの母親たちが、自分自身で設定した授乳目標を達成できていないということが明らかになりました。
母乳育児は大切、しかし……
母乳には、カルシウム・ミネラル・ビタミン・たんぱく質・乳糖・脂肪など、生まれたばかりの赤ちゃんに必要な栄養素が豊富に含まれています。アメリカ小児科学会では、生後6ヶ月間の授乳を推奨しています。
今回行われた調査によると、85%の母親が少なくとも生後3ヶ月間の授乳を目標としていましたが、実際にその目標を達成できたのはそのうち32%の母親のみでした。
また、少なくとも生後3ヶ月間の授乳を目標としていた母親のうち42%は、授乳を生後1ヶ月以内に中止してしまったとのことです。
この調査結果を見ると、喫煙をしている母親や肥満の母親は、そうでない母親と比べて、授乳を早期に中止してしまう傾向にありました。また、結婚している母親やパートナーがいる母親は、シングルの母親と比べて、授乳を積極的に続ける傾向にありました。
喫煙・肥満には要注意!
赤ちゃんに栄養たっぷりの母乳をあげるためには、やはり喫煙や肥満は良くないということでしょうか。喫煙によって、ニコチンが母乳に混ざるとも言われています。
また、母乳育児を続けるためには、家庭内のサポートが重要ということにもなりますね。パートナーにしっかり協力してもらえるように、今のうちから母乳育児の大切さを伝えておいてもいいかもしれません。

Moms fall short of their own breast-feeding goals, study finds
http://www.mnn.com/family/babies-pregnancy/