インドの市場価値、今度は不妊治療へ
インドは様々な分野で、外注の受注や輸入が伸びていますが、その中でも目立って増えているのが、アメリカ人女性からの代理出産の依頼。インドの女性に代理母出産となってもらう手配をする人が増えているそうです。
インドのシヴァーニ医師は、ニューデリーに不妊クリニック「Surrogacy Centre India」を設立しました。ここではアメリカに拠点を置く卵子提供組織と提携し、毎月20件以上の代理出産のケースを取り扱っており、このほとんどが外国人の依頼によるものです。
利用者が急上昇の背景は?
インドでの代理出産ビジネスは、急速な成長を遂げており、2010年に1500件と報告された数値は、2年以内に50%増に至るとみられています。
インドでの代理出産や体外受精などの、根本は金銭的な事情が絡みます。依頼側はアメリカよりも安くすむこと、受け入れる側は魅力的な収入を得ることができることが背景にあるのです。アメリカでの代理出産の費用は約10万ドルですが、インドの場合この半額で、付随するすべての医療関係の出費すらまかなえるほどなのです。
ある人は、これはギブアンドテイクの望ましい状態だと評価しますし、また別の人は、これは搾取に当たると反対する人もいるのです。しかしながら、市場は上昇の一方。現在アメリカでは、この他にも国外での不妊治療の情報サイトが開設されるなど、一大ブームが始まろうとしているようです。

Fox News ; Indian Egg Donors Fertility-frustrated women turning to India
http://fxn.ws/JiDECB Surrogacy Centre India
http://surrogacycentreindia.com/