就学前の子供たちを調査
オランダの研究によると、妊娠期間中の継続喫煙は、子供の幼児期の“喘鳴”と関係するという調査結果が出たそうです。
“喘鳴”とは、呼吸をする際に、ぜろぞろ、ヒューヒュー、ゼーゼーという雑音がする症状のことで、風邪、喉頭浮腫、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患などの病気が考えられます。
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父親の喫煙は大丈夫?
この調査では、4,574の項目に基づいて行われましたが、妊娠初期のみの喫煙は“喘鳴”に関係をしていないことが分かりました。
しかし、妊娠中継続して喫煙することは、1歳から4歳までの“喘鳴”に関係していることが分かったそうです。気になるのが母親は喫煙せず、父親が喫煙するケースですが、このケースでは“喘鳴”とは関係していないことが分かりました。
タバコを吸わないことで避けられるリスクがあるのであれば、妊娠期間は何とか我慢して、健康な赤ちゃんを産みたいですね。

米医学誌「Chest」4月号(2012; 141: 876-885)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez/21960695