日本初の技術を使った不妊検査用の医療機器、新発売
バイエル薬品株式会社(本社:大阪市、以下バイエル薬品)は日本で初めて超音波を使って子宮・卵管の撮影ができる医療機器「フェムビュー」を発売しました。これにより、超音波装置のある医療機関であれば、不妊の初期検査をより簡単に実施できるようになりました。
女性不妊の主な原因は、卵管が癒着したり、閉塞するといった卵管障がい。この機器は女性不妊の初期検査の一つとして行われる、卵管の通過性を評価する検査(卵管疎通性検査)に使用され、超音波子宮卵管撮影時に造影用バルーンカテーテルに接続し、生理食塩液及び空気の混合液を造影源として子宮腟内に注入するために用いられます。
ポイントは気泡。不妊検査ファーストステップの敷居下がる
「フェムビュー」を使用した卵管疎通性検査では、生理食塩液と空気の混合液を作り出すと同時に子宮腔内に注入することができるようになりました。通常、生理食塩液と空気で作る気泡はすぐに消えてしまいますが、この混合液を継続的に注入すると超音波により気泡が写し出され、卵管が開いている場合には、子宮腔から左右の卵管への流れを確認することができるのです。
今後もさらなる技術の発展によって不妊治療の初期検査のハードルが下がり、よりスムーズに検査が実施できるようになることで、もしや不妊症?・・・と悩んでいる多くの女性達が最初の一歩を踏み出しやすくなるといいですね!

バイエル薬品
http://byl.bayer.co.jp/scripts/pages/jp/index.php/バイエル薬品:バイエル薬品子宮用注入器「フェムビュー™」を新発売
http://byl.bayer.co.jp/scripts/pages/jp/press_release/press_detail.php?file_path=2012%2Fnews2012-03-23.html