国境を越えての産み分け、インド系カナダ人に提案
アメリカはワシントン州のクリニックが、カナダのブリティッシュコロンビア州の情報誌に、インド系カナダ人に向けて産み分けの広告を出しました。
広告主はWashington Center for Reproductive Medicineです。
「あなたが望むとおりの家族を創りましょう “create the family you want” 」
として、読む人が最新のテクノロジーで産み分けをすることを奨めています。
インド系、韓国系の家庭の二人目は男の子が多い
以前、カナダに住んでいる韓国とインド生まれの女性を対象とした調査が発表されたときに、第2子には圧倒的に男の子が多いことがわかってから、産み分けについては注目を集め始めていました。第一子に関しては女の子を1としたときの男女比は1:1.05、これが第2子になると韓国生まれのママでは1:1.2、インド生まれのママでは1(女):1.11(男)となるそうです。
カナダでは法律で禁止されているため、男女差別の声も
カナダ政府では、2004年に体外受精での産み分けは一部の例外を除いて禁止する法律を作っています。このため、国境を越えてアメリカで産み分けのための人工授精などを受けることが考えられるようになった様子。
カナダでは今回の広告に対して、男女差別の声が上がっていますが、いまのところ広告主の病院と、これを掲載したメディアは沈黙を守っているとのことです。

National Post ; U.S. fertility clinic targets baby gender-selection ads at Indo-Canadian community
http://news.nationalpost.com/2012/04/17/u-s-fertility-clinic-targets-baby-gender-selection-ads-at-indo-canadian-community/Washington Center for Reproductive Medicine
http://www.seattleivf.com/Indo-Canadian Voice
http://www.voiceonline.com/