喫煙によるカドミウム、口紅からの鉛に注意喚起　妊活・卵活ニュース

喫煙によるカドミウム、口紅からの鉛に注意喚起　

　2012年4月7日 15:00　

カドミウムや鉛は妊娠する確率を下げる

カドミウムの蓄積が多い女性、鉛の蓄積が多い男性では、妊娠する率が低下するとの報告がありました。

カドミウムは直接、関節にかかわらず喫煙によって体内に取り込まれることが確認されています。喫煙は妊娠中に胎児に影響を及ぼすとの考えを持っている人が多くいますが、カドミウムを取り込むことで不妊の原因になっているのです。

鉛に関しては、この研究では男性での蓄積では妊娠の確率が低下する報告されていますが、総体的に妊娠に影響をあたえるのではないかとの見方がされています。

口紅にも含まれる鉛

アメリカの妊娠情報サイトConcieve.comでは、口紅に含まれる鉛についてを取り上げ、こうした物質を取り入れないよう、製品選びには気を配るよう呼びかけています。

話は2007年にさかのぼりますが、安全な化粧品に対するキャンペーンが行われ、33ブランドを大正にした調査で、61％の製品が、最高で0.65ppmの鉛を含有していることが明らかになりました。この調査結果が、米国食品医薬品局に報告され、同局では追跡調査をすることを約束していました。

2010年に新たに行った調査では、すべてのブランドで鉛が確認され、中には2007年々の調査から4倍に増加していたものもありました。

鉛は神経毒であり、口紅から少しずつ体内に取り組まれる可能性を考えると、見過ごすことはできない物質です。疾病対策予防センターでもこの事実に警鐘を鳴らしています。胎盤を通過するので、胎児にも影響があるとされてます。