無精子症に悩む男性と関ってきたベテラン医師によるコラム
海外の妊活サイトで、無精子症について、医師のトゥレック・ピーター氏がのコラムが掲載されました。
自分が無精子症だと診断された時に、どんなふうに感じましたか、何を思いましたか?の問いかけに対して、何かの間違いだと信じたかった、同性の友達と話すのも嫌になった、検査した精液がたまたまおかしかったんじゃないか、こんなショックなことはない、落ち込んだ、ずっと子どもがほしいと思っていたのに…、人生が変わってしまった、などの声が聞かれます。
精子の通り道がブロックされている場合と、精子を作ることができない場合
無精子症は、精液に精子が含まれていない状態をいいます。精管切除(パイプカット)や感染、炎症のように精子の通り道のどこかに、障害があって、精子は作られているのに、精液中に含まれない場合と、遺伝、手術、抗癌剤などの使用、何らかの病気の影響で精子が作られていない場合の2つのタイプがあります。
物理的に、精子の通り道が塞がれている場合、比較的小規模の手術で解消することがあります。また、400人の無精子症の男性と20年以上に渡って関ってきたトゥレック医師によると、多くの無精子症の男性は、精巣に精子をためている「ポケット」のようなものがあり、その精子は、人工授精などテクノロジーの力を借りれば受精する可能性が高いそうです。
原因や状況をよく知ることで、心の傷がいえる場合も
トゥレック医師は、男性が無精子症の診断を受けて、感じる計り知れない無力感や絶望は、父親になることで、吹き飛んでしまうことが多いとしています。傷ついた男性の心を癒す意味でも、無精子症の原因などをしっかり調べて、子どもを持つという選択肢があった場合に、それを見逃さないようにしたいものです。

Conceive Online.com ; One for the Guys: "That Azoospermic Feeling"
http://www.conceiveonline.com/articles/one-guys-azoospermic-feelingTHE TUREK CLINIC
http://www.theturekclinic.com/index.html