Google+
妊活・卵活ニュース
 妊活・卵活ニュース

新型コロナウイルス感染によって精子に異常が生じやすくなる

着床前診断
産み分け
カラダ
不妊治療
社会
書籍
その他
新着ニュース30件






























新型コロナウイルス感染によって精子に異常が生じやすくなる

このエントリーをはてなブックマークに追加
新型コロナウイルス感染症による健康影響
フィレンツェ大学の研究チームは、「Human Reproduction」にて、新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)に感染し、回復した男性のうち、25%の精子に異常が確認されたと発表した。

なお、男性の精液中には、新型コロナウイルス感染症を引き起こすウイルス「SARS-CoV-2」は検出されなかった。精液中にウイルスRNAは検出されなかったが、新型コロナウイルス「SARS-CoV-2」は精子の質に悪影響を及ぼすことが認められた。

新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルス感染症と男性の生殖能力
研究チームは、新型コロナウイルス感染症に感染し、回復した男性43人を対象に、新型コロナウイルス感染症が男性生殖機能に対して及ぼす影響を検証した。

被験者から採取した生体サンプル(唾液、射精前の尿、精液、射精後の尿)に対してRT-PCR検査(リアルタイムPCR検査)を実施し、生体サンプル内の「SARS-CoV-2」を検査した。RT-PCR検査ではRNAにPCR(検査材料中に存在する微生物の遺伝子を検出する検査)を実施するが、全ての生体サンプル内にウイルスRNAが検出された。

RT-PCR検査に加えて、通常の精液分析を行い、精液中の白血球量およびインターロイキン-8(IL-8)量を計測したところ、新型コロナウイルス感染症に感染し、回復した男性のうち25%(精液障害11人、無精子症8人、乏精子症3人)において、精子の異常が確認された。また、33人には、精液中のインターロイキン- 8が異常レベルとなった。

精液の質、精液中の新型コロナウイルス「SARS-CoV-2」を測定したデータ件数は少なく、研究は限定的であるが、研究チームは、新型コロナウイルス「SARS-CoV-2」により、不定型無精子症(無精子症と診断された精液に対して遠心分離機を用いると細胞中に極少数の精子を検出できる状態)リスクが高まると結論付ける。

(画像はHuman Reproductionより)


外部リンク

Human Reproduction
https://academic.oup.com/


Amazon.co.jp : 新型コロナウイルス感染症 に関連する商品
  • 多嚢胞性卵巣症候群は精神状態や腸内細菌叢に影響を及ぼす(4月23日)
  • トリガー日のエストラジオールは新鮮胚移植の結果に対して劇的な影響を与えることはない(4月23日)
  • 母親の糖尿病は子供の注意欠如多動症リスクに影響を与える(4月15日)
  • トリガーの日の血清プロゲステロン濃度が凍結融解胚移植の出生率に影響を与える(4月12日)
  • 腎機能低下は男性不妊リスクを高める要因になる(4月8日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->
    記事検索
    妊活基本情報



    お問い合わせ