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「NPO法人Fine」の松本亜樹子代表が「yomiDr.(ヨミドクター)」で連載している「いつか赤ちゃんに会いたいあなたへ」が、2020年10月15日に更新された。
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不妊治療施設は「質のバラツキ」が問題
「いつか赤ちゃんに会いたいあなたへ」2020年10月15日更新分では、2018年のART(生殖補助医療)のデータを紹介。2018年にARTで生まれた子どもの人数は過去最多の5万6979人であるという。
記事では、全国の出生数(91万8400人)の6.2パーセントを占めているにもかかわらずARTの存在や実態は広く知られておらず、保険適用という言葉だけが独り歩きしていると指摘している。
記事では「NPO法人Fine」が実施した「病院選びのポイントアンケート2020」に寄せられた回答の中から、医師などのスタッフの対応で困ったり不快な思いをしたりしたという人たちの声も紹介している。
医師から心ない言葉をかけられたという回答のほかに、着替えをしている途中で説明をされて聞き取りづらかったという回答や院内のプライバシーが守られていないという回答も寄せられている。
日本で体外受精が受けられる施設の数は世界的に見ても非常に多いが、質のバラツキが課題視されている。記事では不妊治療施設に対する公的なガイドライン作成とわかりやすい情報開示の徹底、patient-centered care(患者中心の医療)の必要性を呼びかけている。
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(画像はyomiDr.より)
(画像はNPO法人Fine公式ホームページより)

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