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自己抗体「ネオ・セルフ」が不育症の要因である

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自己抗体「ネオ・セルフ」が不育症の要因である

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世界初の発見
神戸大学院、大阪大学を中心とする研究チームは、「Arthritis & Rheumatology」(6月25日掲載)にて、自己抗体「ネオ・セルフ」が繰り返す妊娠損失の要因であると発表した。

神戸大学と大阪大学の研究者らは、2015年、血栓症などの疾患を引き起こす自己抗体「ネオ・セルフ」を発見した。今回、不育症に苦しむ女性において、「ネオ・セルフ」が高頻度に検出されることが認められた。

今回の発見は、繰り返す妊娠損失・不育症、血栓症、妊娠合併症(妊娠高血圧症候群など)の発症メカニズム解明や治療法開発につながると期待される。

自己抗体
不育症と「ネオ・セルフ」における関係性
研究チームは、日本国内の5大学病院にて、習慣性流産(RPL)患者227人を対象に血液サンプルを採取して自己抗体検査を行い、不育症と「ネオ・セルフ」における関係性を検証した。

被験者の血液サンプルを用いて「ネオ・セルフ」を測定したところ、約25%に陽性反応が出た。また、従来の検査では、不育症の原因が不明であった患者のうち、約20%が陽性となった。研究結果より、ネオ・セルフ抗体が不育症を起こす重要な原因になっている可能性が示唆された。

今後、研究チームは、「ネオ・セルフ」産生を抑制し、働きの阻害する薬剤の開発を目指すという。

(画像はプレスリリースより)


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NEWS MEDICAL
https://www.news-medical.net/

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https://www.kobe-u.ac.jp/


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