現状を客観的にとらえるウェブサービス
不妊治療の記録・管理サービス「ninpath」を運営する株式会社ninpathが、AMH(抗ミュラー管ホルモン)値と治療結果に関するデータ分析を実施。その結果を2020年6月25日付けのプレスリリースで公開した。
データ分析は2020年5月21日時点で「ninpath」内に登録されたユーザー(564人)の不妊治療データを用いて行われている。
「ninpath」は、不妊治療に取り組む人に現状を客観的にとらえる場を提供するサポートサービス。ユーザー自身の治療を記録・管理するだけでなく、状況が近い第三者の治療データとの比較が可能となっており、最善の道を考える参考にすることが可能だ。
AMH値と妊娠率の間に関連性はなし
今回公開された分析結果によると、AMH検査の受診率は全体でおよそ65パーセント。
中でも治療を終了・休止した人と治療歴が「その他」(不妊検査の段階やタイミング法)の人の受診率はともに半数を切る結果となっている。
妊娠に至った人の最終治療歴については、AMH値が低い人ほど体外受精・顕微授精での妊娠が多い傾向にあり、採卵回数も値が低い人ほど多いという結果となった。
しかし、AMHの値と妊娠率の間に関連性は見られず、AMHよりもほかの要素(年齢など)が妊娠率に影響を与えることを示唆する結果となった。
(画像は株式会社ninpathのプレスリリースより)
(画像は株式会社ninpath公式ホームページより)

株式会社ninpathのプレスリリース/PR TIMES
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