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2回目の体外受精は妊娠可能性が高くなる

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2回目の体外受精は妊娠可能性が高くなる

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生殖補助医療による第二子の妊娠率
ニューサウスウェールズ大学(オーストリア)の研究チームは、「Human Reproduction」にて、生殖補助医療(ART)を受けて第一子を授かった女性において、第二子の妊娠可能性は、生殖補助医療のほうが高くなると発表した。

同大学のジョージナ・チェンバーズ(Georgina Chambers)教授は、「MedPage Today」に対して、今回、初めて、体外受精による第二子の妊娠率を算出したと説明する。同氏は、一人以上の子供を望むカップルは多いゆえ、今回の調査は重要であり、第一子を体外受精にて妊娠した場合は第二子の妊娠にも体外受精が必要になると考える。

体外受精
1回目の体外受精より胚の凍結保存
研究チームは、生殖補助医療データベース「The Australian and New Zealand Assisted Reproduction Database(ANZARD)」を用いて、2009年から2015年にオーストリアおよびニュージーランドの医療機関90ヶ所にて実施されたARTサイクル(第三者から提供された卵子は除外)に関するデータを分析した。

調査対象には、2009年から2013年の間にART治療で子供を妊娠した女性35290人が含まれる。調査は、女性の年齢、2回目のART治療における不妊要因、ART治療による第一子の妊娠から2回目のART治療までの期間、1回目のART治療内容に基づく。また、2016年までに誕生した出生児に対して、2年から7年間の追跡調査を行った。

調査より、女性15000人以上が第二子の妊活に伴い、体外受精を再開した。特に、ART治療にて授かった第一子を流産・死産した女性、あるいは年齢の若い女性では、第二子の妊活におけるART治療の再開率は高く、新鮮胚による胚移植が行われる傾向が強かった。

また、2回目のART治療による第二子の妊娠率が高いのは、年齢の若い女性であり、1回目のART治療にて凍結保存していた胚を使用し、第一子の出産と2回目のART治療までの期間は短く、少ないサイクル数で妊娠が成立した。

1回目の体外受精にて凍結保存した胚を使用した場合、サイクル1回目の出生率は43.4%であった。一方、第二子の妊活に際して、新たに卵巣刺激サイクルを始めた女性では、サイクル1回目の出生率が31.3%となった。

研究チームは、1回目のART治療(体外受精)にて採取した胚を凍結保存し、第二子の妊活に伴い、2回目のART治療にて使用することにより、妊娠・出生率が増加すると結論付ける。

(画像はHuman Reproductionより)


外部リンク

Human Reproduction
https://academic.oup.com/

MEDPAGR TODAY
https://www.medpagetoday.com/

Bioethics.com
https://bioethics.com/archives/50937

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