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なぜ、体外受精は成功率が低いのか?

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なぜ、体外受精は成功率が低いのか?

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数学的モデルによる解明補助
ラトガース大学(米ニュージャージー州)の研究チームは、「Proceedings of the National Academy of Sciences」にて、妊娠損失および体外受精の失敗が多い理由を解明する目的として、数学的モデルを開発したと発表した。

現状、体外受精の失敗率は高く、成功率が低い。今回の研究を通して、将来的に、数学的モデルは強力なツールとなり、不妊患者の体外受精結果を予測し、家族計画の選択肢を考慮するうえでバイアスを提供できることを提示した。

体外受精
染色体数異常の発生メカニズム解明と体外受精結果の予測
初期段階のヒト胚(胚盤胞)11157個分のデータを用いたところ、数学的モデルが未解明のエラーパターンを明らかにした。数学的モデルにより、異常な胚が極端に多い体外受精患者を特定できた。また、細胞分裂時に染色体数異常が発生するメカニズムを解明し、体外受精結果を予測できる。

今後、フレームワークの活用により、精子の発達過程における誤りも特定できると期待される。

卵母細胞の染色体数異常と体外受精の失敗、胎児の先天性疾患における関連性
卵母細胞を作る細胞分裂プロセスにおいて、減数分裂の誤りが卵子の染色体数異常(染色体数が多い、あるいは少ない)を引き起こす。染色体数異常といった卵子の発達に関わる現象は、体外受精の失敗、胎児の先天性疾患と強い関連性があると認められている。

体外受精における妊娠損失およびプロセスの失敗を繰り返させ、ダウン症候群(染色体の突然変異により特定の染色体が多くなって生じる)など先天性疾患(染色体疾患)リスクを高める。

妊娠損失は非常に一般的であり、臨床的に約20%を占める。結果として流産が引き起こり、妊娠が終了するが、多くの場合、母体が妊娠を認識していない妊娠早期に生じる。早期流産(妊娠早期の流産)は、卵子の染色体数異常が要因であるといわれる。また、体外受精の失敗は、主に、卵子の染色体数異常によって誘発される。

染色体異常の卵子は、大半が、卵母細胞の細胞分裂において染色体が誤って分配される。染色体の分配ミスは、加齢に伴い増える。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

RUTGERS
https://www.rutgers.edu/

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