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父親になる前のアルコール摂取によって子供の成長が妨げられる

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父親になる前のアルコール摂取によって子供の成長が妨げられる

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父親のアルコール摂取による影響
カリフォルニア大学リバーサイド校は、「Alcoholism: Clinical and Experimental Research」にて、父親のアルコール摂取が子供の成長に否定的影響を与えると発表した。父親となる男性が妊活開始前にアルコールを摂取していたことにより、子供の脳発達および行動発達に悪影響が及ぶという。

これまで、妊娠期の母親の飲酒は、胎児の健康に悪影響を及ぼすといわれてきた。一方、妊活開始前の父親の飲酒に関しては問題視されていなかった。今回、父親となる男性が、妊活開始前、妊娠成立前にアルコールを摂取していた場合、子供の脳発達を妨げる要因になると報告された。

アルコール
父親になる前のアルコール摂取と子供の脳発達における関係性
研究チームは、マウスを用いた動物モデル実験を行い、アルコールを摂取させた雄マウス(繁殖行為前に週2~3回頻度にてアルコール摂取)とアルコールを摂取していない雌マウスを繁殖させたところ、子マウスには、脳の発達において顕著な先天性欠陥が認められた。

特に、大脳新皮質(知覚・随意運動・思考・推理・記憶など脳の高次機能を司る領域)はパターン欠陥が生じ、遺伝子発現の異常により誤った結合が発生した。

子マウスは母マウスを介してアルコール曝露は受けておらず、母マウスはアルコールを摂取していないが、繁殖を行う前に雄マウスがアルコール摂取したことにより、子マウスの脳は変化し、胎児性アルコール症候群(FASD)の子マウスと一致する変化となった。

脳の変化に加えて、父親になる前の父マウスのアルコール摂取は、子マウスの不安増長・不安障害、多動、運動機能の低下をも引き起こした。

出生前のアルコール曝露とコリンによる効果
合わせて、研究チームは、「Neuropharmacology」にて、妊娠中にアルコールを摂取した雌マウスにコリンを与えたところ、子供が受けるアルコール曝露による悪影響(成長遅滞、脳容量の縮小、大脳新皮質の欠陥)が軽減されたと発表している。コリンには、出生前のアルコール曝露による影響を防ぐ効果があると認められた。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

UNIVERSITY OF CALIFORNIA,RIVERSIDE
https://news.ucr.edu/


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