妊娠期の果物摂取による効果
アルバータ大学の研究チームは、「PLOS ONE」にて、妊娠期の母親が果物を食べることにより、胎児脳の発達が促され、子供の認知機能は強化されると発表した。
2016年の先行研究では、妊娠期の果物と子供の認知機能における関係性が報告された。妊娠期の果物摂取量に伴い、子供の認知機能は高まることが認められた。
妊娠期の母親の果物摂取量と子供の認知機能における関係性
今回の研究は、「CHILD Cohort Study」のフォローアップとなる。「CHILD Cohort Study」では、妊娠期の母親の果物摂取量と子供の認知機能(生後1年まで)における関係性を検証した。
研究チームは、ショウジョウバエを用いた動物モデル実験を実施した。妊娠中の母ショウジョウバエに対してエサをフルーツジュースにて補完したところ、先行研究と比較して、子ショウジョウバエの記憶テスト結果が向上した。
動物モデル実験を通して、妊娠期の果物摂取により、子供の認知機能への顕著な有意性が認められた。妊娠期の母親が摂取する果物は子供の認知機能に対する影響要因であり、子供の認知機能は発達させる役割を担う。
研究チームは、妊娠期に果物を豊富に食べるという非薬理学的な食事介入により、胎児脳の発達は促されると結論付けている。
(画像はプレスリリースより)

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