新型コロナワクチンに対する不安
5月19日、アメリカの研究チームは、「JAMA Network」にて、妊娠初期の新型コロナワクチン接種と自然流産に関連性は認められないと発表した。
妊娠中の新型コロナワクチン接種と自然流産における関係性
今回の調査では、2021年11月1日から2022年6月12日までの期間、アメリカ国内8施設にて、妊婦112718人(妊娠6~19週、平均妊娠数週5.5週、年齢16~49歳、平均年齢30.6歳)を対象に妊娠初期の新型コロナワクチン接種と自然流産における関係性が検証された。
予防接種安全性監視システム「Vaccine Safety Datalink」に集められたデータを用いて分析したところ、新型コロナワクチン接種と自然流産において関係性は認められなかった。
なお、調査期間中、妊婦11095人がモデルナ製あるいはファイザー製mRNAワクチン(接種間隔28日)の3回目接種をした。
また、研究チームによると、調査対象者112718人中14226人が自然流産を経験し、そのうち592人は28日の間隔を空けてワクチンを接種した後に流産が起きたと報告された。一方、553人は自然流産後28日以内に3回目のmRNAワクチンを受けたという。
(画像はJAMA Networkより)

JAMA Network
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