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妊娠初期の飲酒は子供の遺伝子に悪影響を及ぼす

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妊娠初期の飲酒は子供の遺伝子に悪影響を及ぼす

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妊娠初期における飲酒の影響
1月3日、ヘルシンキ大学(フィンランド)の研究チームは、プレスリリースを通じて、妊娠初期のアルコール曝露は、胎盤ならびに胚性幹細胞におけるDNAメチル化を変化させ、胎児脳の発達に悪影響を及ぼすと発表した。

妊娠初期にアルコール曝露を受けると胚の遺伝子機能は変化し、発達障害、特に神経発達障害を引き起こすという。

出生前アルコール曝露
妊娠初期のアルコール摂取が胎盤の遺伝子機能に対して与える影響
今回の研究ではDNAメチル化に焦点をあて、出生前のアルコール曝露が胎盤の遺伝子機能とエピゲノムに対して与えるゲノムワイドな影響について調査した。なお、エピゲノムとは、遺伝子の発現を調節するDNA鎖における分子層であり、DNAメチル化はエピジェネティクス調節(後成的制御)といわれる。

研究チームは、ヘルシンキ大学病院で誕生した新生児180人(出生前アルコール曝露80人、コントロール群100人)を対象に妊娠初期のアルコール曝露による影響を検証した。

出生前のアルコール曝露が胎盤の遺伝子機能とエピゲノムに対して与える影響を検証したところ、母親が最長で妊娠7週まで飲酒していた場合、出生前のアルコール曝露により、胎盤のエピゲノムにおいてDNAメチル化が大幅に減少することが観察された。

同様に、培養中のヒト胚性幹細胞をアルコールに晒すとDNAメチル化が変化したという。

また、出生前にアルコール曝露を受けた新生児は、コントロール群と比べて出生体重や身長に差異はなかったものの、頭のサイズには顕著な違いが認められた。

研究チームは、妊娠初期のアルコール曝露により、胎盤ならびに胚性幹細胞におけるDNAメチル化が変化し、胎児脳の発達に悪影響を及ぼすと結論付けている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

UNIVERSITY OF HELSINKI
https://www.helsinki.fi/


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