お茶を飲む習慣と男性の生殖能力
6月3日、「Chemosphere」にて、お茶の摂取量と精子の質において関係性が認められ、お茶を飲むことによって男性の生殖能力が改善すると発表した。
今回、お茶を飲む頻度が高いほど精液の質は高くなることが認められた。特に、長期的にお茶を飲む習慣がある男性では、精子濃度が著しく高くなった。
お茶の摂取量と精液の質における関係性
研究チームは、2017年4月から2018年7月の期間、精子ドナー登録した健康な中国人男性1385人(22~45歳)を対象にスクリーニング検査、日常的習慣や精液採取状況などについて聞き取り調査を行い、お茶の摂取量と精液の質における関係性を検証した。
提供された精子サンプル6466個を分析して精液量、精子濃度、精子数、精子運動率を測定したところ、お茶を飲む頻度が高い男性は、お茶を全く飲まない男性と比べて精子濃度および精子数が高くなった。さらに、お茶を飲む習慣が10年以上続いている場合では、精液濃度の顕著な増加が認められた。
頻度は低いものの飲酒をする男性においては、お茶を飲む頻度が週3日以上である場合、全くお茶を飲まない場合と比べて精子濃度は高くなったという。
(画像はChemosphereより)

ScienceDirect
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