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多剤耐性の慢性子宮内膜炎が胚の着床を妨げる

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多剤耐性の慢性子宮内膜炎が胚の着床を妨げる

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反復着床不全の要因
6月2日、日本の研究チームは、「Journal of Assisted Reproduction and Genetics」にて、多剤耐性の慢性子宮内膜炎が反復着床不全の要因に成り得ると報告した。

慢性子宮内膜炎とは、軽度の炎症が持続的に子宮内膜に起こっている状態であり、胚の着床不全や流産の要因になるといわれる。

子宮内膜炎
多剤耐性の慢性子宮内膜炎と反復着床不全における因果関係
研究チームは、2010年4月から2021年9月までの期間、反復着床不全を含む不妊女性3473人を対象に子宮内膜を少量採取した。

採取した子宮内膜3449サンプルに対して抗CD138抗体を用いて子宮内膜間質の形質細胞を組織学的に検出し、慢性子宮内膜炎を診断したところ、反復着床不全の女性のうち31.4%に慢性子宮内膜炎が確認された。

さらに、慢性子宮内膜炎の7.8%は、抗生物質が効かない多剤耐性の慢性子宮内膜炎であり、特有の微生物コミュニティが確認された。

あわせて、多剤耐性の慢性子宮内膜炎を対象に「モキシフロキサシン(1日400mg、10日間)」「アジスロマイシン錠(1日500mg、3日間)」を服用し、その効果を検証した。

服用後、膣分泌質の微生物叢と子宮内膜液を組織学的に比較したところ、治癒率および胚移植の着床率において大きな差異は認められなかった。

研究チームは、多剤耐性の慢性子宮内膜炎を治療することにより、胚移植の着床率に改善が見られ、不妊治療期間が短くなると結論付ける。

(画像はJournal of Assisted Reproduction and Geneticsより)


外部リンク

Springer Link
https://link.springer.com/


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