Google+
妊活・卵活ニュース
 妊活・卵活ニュース

インスリン抵抗性をもつ多嚢胞性卵巣症候群にはメトホルミン治療が効果的である

着床前診断
産み分け
カラダ
不妊治療
社会
書籍
その他
新着ニュース30件






























インスリン抵抗性をもつ多嚢胞性卵巣症候群にはメトホルミン治療が効果的である

このエントリーをはてなブックマークに追加
インスリン抵抗性をもつ多嚢胞性卵巣症候群に対する改善効果
12月15日、浙江中医薬大学(中国)の研究チームは、「Human Reproduction」にて、インスリン抵抗性をもつ多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に対するメトホルミン治療は、鍼治療より改善効果を得られると発表した。

これまで鍼治療は、インスリン抵抗性をもつ多嚢胞性卵巣症候群の治療において、メトホルミン治療より少ない副作用でインスリン血中濃度を改善できると言われてきた。

今回、鍼治療によるインスリン抵抗性の改善効果は、メトホルミン治療と比べて効果は小さいと報告された。

PCOS
インスリン抵抗性におけるメトホルミン治療あるいは鍼治療の効果
研究チームは、インスリン抵抗性をもつ多嚢胞性卵巣症候群の女性342人(18~40歳)を対象に、メトホルミン治療あるいは鍼治療の効果を検証した。被験者は、2015年11月から2018年2月の期間、入院して治療を受けていた。

インスリン抵抗性とは、インスリンに対する感受性が低下してインスリンの作用が正常に機能していない状態である。多嚢胞性卵巣症候群の女性は、血糖を下げる働きのあるインスリン血中濃度が上昇しやすい。

被験者は3グループに分けられ、鍼治療とプラセボ、メトホルミンと偽鍼治療、偽鍼治療とプラセボを4ヶ月間継続し、その後3ヶ月観察を続けた。

鍼治療および偽鍼は1週間あたり3回施術し、メトホルミンおよび偽薬(プラセボ)では1日3回、1回あたり0.5gを服用した。なお、偽鍼治療とはシャム鍼を使用した疑似治療であり、鍼治療の治療効果を検証する。

4か月間の観察後、インスリン抵抗性が最も改善したのはメトホルミンと偽鍼治療を施したグループであったという。一方、鍼治療は、メトホルミン治療と比べて改善効果は低かった。メトホルミン治療は糖代謝を改善するだけでなく、副作用も小さいことが認められた。

(画像はHuman Reproductionより)


外部リンク

Human Reproduction
https://academic.oup.com/


Amazon.co.jp : PCOS に関連する商品
  • 凍結融解胚移植においてジドロゲステロンを用いたホルモン補充療法は効果がある(5月3日)
  • 膿精子症は体外受精結果に否定的な影響は与えない(4月29日)
  • 妊娠糖尿病には栄養療法が効果的である(4月29日)
  • 多嚢胞性卵巣症候群は精神状態や腸内細菌叢に影響を及ぼす(4月23日)
  • トリガー日のエストラジオールは新鮮胚移植の結果に対して劇的な影響を与えることはない(4月23日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->
    記事検索
    妊活基本情報



    お問い合わせ