妊娠前の葉酸摂取の重要性
8月27日、クイーンズランド大学(オーストラリア)の研究チームは、「European Journal of Nutrition」にて、妊娠前の葉酸摂取が小児の人間関係に影響を及ぼす可能性があると示した。
妊娠前の葉酸摂取による子供の行動への影響
妊娠前の葉酸摂取は、神経管閉鎖障害(妊娠前期に神経管の形成が障害されて脳や脊髄の発達に異常が起こる疾患)の予防に有効である。一方、小児期の情緒や行動への影響については解明されていない。
そこで今回、研究チームは、「Mothers’ and their Children’s Healthcare Experience Study(MatCHES)」を用いて母子(小児646人、母親563人)を対象に妊娠前の葉酸摂取による子供の行動への影響について検証した。
自己申告による妊娠前の葉酸摂取量に基づき、2歳から8歳までの子供の情緒や行動を「子どもの強さと困難さアンケート(SDQ)」を用いて評価したところ、妊娠前の葉酸摂取と子供の仲間関係の問題に関連があることが認められた。
妊娠前に葉酸サプリメントを摂取していた母親は、妊娠前に葉酸サプリメントを摂取していなかった母親と比べて、その子供が対人関係で問題を起こすリスクが34%低いと示された。
一方、妊娠前の葉酸摂取は、子どもの情緒の問題、行動の問題、多動や不注意、向社会的な行動との関連はないという。
(画像はEuropean Journal of Nutritionより)

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