残留農薬による影響
7月22日、ニューヨーク大学ランゴーン医療センター(アメリカ)は、プレスリリースにて、妊娠中の除草剤曝露は早産リスクを高めると示した。
今回、妊娠中期の除草剤曝露量が多い妊婦は早産の可能性が増すと報告された。なお、研究論文は「Environmental Pollution」にて掲載されている。
妊娠中の除草剤曝露と早産における関連性
研究チームは、2016年から2019年の期間、妊婦1450人を対象に妊娠初期(妊娠4~18週)と妊娠中期(妊娠18~25週)に尿検査を実施し、妊娠中の除草剤曝露による影響について検証した。
妊娠中に採取した尿サンプルを分析したところ、妊娠中期のグリホサート曝露と早産において関連性が認められた。
グリホサートは除草剤ラウンドアップ製品の有効成分であり、穀物や豆類など商業用作物や家庭の庭に散布される。妊娠中期の除草剤曝露量が多い妊婦は尿中のグリホサート濃度が上昇し、除草剤曝露量が少ない妊婦と比べて早産の可能性が高まるという。
一方、妊娠初期のグリホサート曝露と早産における関連性は確認されていない。また、妊娠中のグリホサート曝露は、妊娠高血圧腎症(子癇前症)や胎児発育不良・胎児発育遅延などの医学的理由による早産との関係はないという。
(画像はプレスリリースより)

NYU Langone Health
https://nyulangone.org/