ビスフェノールA曝露による影響
5月15日、大阪公立大学(日本)は、プレスリリースにて、乳酸菌フェカリス菌(FK-23菌)は、ビスフェノールA曝露による精子機能障害を予防すると示した。
ビスフェノールA(BPA)は食品容器などのプラスチック製品に広く用いられるが、近年、人体への毒性が懸念されている。
今回、ラットを用いた動物モデル実験を通じて、FK-23菌(エンテロコッカス・フェカリス乳酸菌を加熱処理および酵素処理で濃縮して機能性を高めた素材)による精子運動性の改善と酸化ストレスの抑制が報告された。
なお、研究論文は 「Journal of Functional Foods」に掲載されている。
ビスフェノールA曝露による精子機能障害とFK-23菌
ビスフェノールA曝露は、男性の生殖機能に悪影響を及ぼすと示されている。食品容器などを介してビスフェノールAが体内に取り込まれると活性酸素種(ROS)の生成が促進され、精子の損傷を引き起こすという。
そこで今回、ラットを用いた動物モデル実験を行ったところ、ビスフェノールA曝露による精子機能障害が確認された。
ビスフェノールAに晒された雄ラットでは精子運動性が著しく低下し、酸化ストレスは増加したという。一方、FK-23菌を投与したラットは、ビスフェノールA曝露に関わらず、精子運動性は改善し、酸化ストレスは著しく減少した。
これより、FK-23菌は、ビスフェノールA曝露による男性の生殖機能への影響を予防できると示唆される。
(画像はプレスリリースより)

Osaka Metropolitan University
https://www.omu.ac.jp/Journal of Functional Foods
https://www.sciencedirect.com/