妊娠糖尿病と食事のタイミング
3月9日、オレゴン健康科学大学(アメリカ)の研究チームは、「Diabetologia」にて、妊娠糖尿病において、1食目を早い時間に摂る生活習慣によって夜間血糖は改善すると示した。
1食目を摂る時間が血糖値に対して与える影響
妊娠糖尿病では血糖値の管理が重要になるが、目標血糖値を維持するうえで生活習慣の改善が推奨される。
そこで今回、研究チームは、2021年6月から2023年11月の期間、妊娠20週以上妊娠35週未満で妊娠糖尿病と診断された妊婦71人を対象に、1食目(1日で最初の食事)のタイミングが血糖値に対して与える影響について検証した。
1食目のタイミングに基づき24時間の血糖変動を比較したところ、1食目を早い時間帯に摂る女性群(9時56分以前)は、1食目を遅い時間帯に摂る女性群(9時56分以降)より血糖値は低く、最大血糖値になる時間も早かった。
血糖値には24時間を通じて日中に上昇して夜間に下降するリズムがあるが、1食目が早い女性群の最大血糖値(血糖のピーク)は20時25分、最小血糖値は4時51分であった。一方、1食目が遅い女性群の最大血糖値は21時24分、最小血糖値は5時56分であった。
また、両群ともに夜間の血糖値は低下したものの、遅い時間に食事を摂る女性群は、早い時間に食事を摂る女性群と比較して夜間の血糖値が有意に高かった。
これより、1食目を早いい時間帯に摂る生活習慣は、妊娠糖尿病における夜間血糖を改善できると考えられる。
(画像はDiabetologiaより)

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