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不妊治療にも応用可能?定説を覆す新発見“精子が卵子の膜を2回通過”

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不妊治療にも応用可能?定説を覆す新発見“精子が卵子の膜を2回通過”

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1回限りではなかった!
大阪大学と米ハワイ大学のチームが、定説であった“精子が卵子の周囲の膜を通過できるのは1回”を覆す、“少なくとも2回は通過”という発見をしたと発表しました。

この発見はマウスで明らかとなり、成果は米科学アカデミー紀要に掲載されたそうです。

大阪大学
マウスでの実験では子どもも生まれる
チームでは、精子が、卵子を取り囲む「透明帯」は通過できるが、卵子と受精できないよう遺伝子操作した雌のマウスを作りました。まず、この雌と雄を交尾させ、その後卵子を採取し、多数の精子が「透明帯」を通過するものの受精できない、卵子の周りにたまった精子を確認します。

定説では、卵子を取り囲む「透明帯」に精子が接触すると、「先体反応」が起き、「透明帯」を通過して受精することができ、「先体反応」が起きた精子は、「透明帯」を通過できず、受精ができないとされています。

しかし、上記のマウスの実験では、受精できず、卵子の周りにたまっていた精子を取り出し、正常な卵子にかけてみると、再び「透明帯」を通過して受精をし、しかも、この受精卵から正常な子も生まれたそうです。

これは、従来考えられているよりも長く「先体反応」が続き、そのため「透明帯」を2回通過できたと考えられるそうです。

この新発見について、岡部勝大阪大教授は
「生命の神秘である受精の仕組みの一端を明らかにし、定説を実験的に覆した。研究が進めば、少ない精子での人工授精や不妊治療などに応用できるかもしれない」

と語っています。

外部リンク

産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/science/news/120320/scn12032013550000-n1.htm

大阪大学
http://www.osaka-u.ac.jp/ja
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