Google+
妊活・卵活ニュース
 妊活・卵活ニュース

腸内細菌の多様性が低くなることによりPCOSが生じる

着床前診断
産み分け
カラダ
不妊治療
社会
書籍
その他
新着ニュース30件






























腸内細菌の多様性が低くなることによりPCOSが生じる

このエントリーをはてなブックマークに追加
PCOSと腸内環境
カリフォルニア大学サンディエゴ校医学部の研究チームは、「The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism」にて、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の女性において、腸内細菌の多様性が低くなる傾向にあると発表した。

また、ヴァリキナ・サッカレー(Varykina Thackray)教授は、腸内マイクロバイオーム(微生物叢)の変化により、テストステロン量が増加すると述べている。

PCOS
腸内細菌の多様性と男性ホルモン
研究チームは、PCOSと診断された女性73人を対象に、検便により腸内細菌を分析し、腸内細菌の多様性と男性ホルモンの関係性を考察した。

健康な女性48人、月経異常と多囊胞のみの女性42人と比較したところ、PCOSの女性は腸内細菌の多様性が最も低いことが認められた。一方、健康な女性は、腸内細菌の多様性が最も高かった。月経異常の女性は、PCOSの症状がある女性と比べ、腸内細菌の多様性は高くなったが、健康な女性の腸内環境には及ばなかった。

サッカレー教授は、今回の研究より、テストステロンなど男性ホルモンが腸内マイクロバイオームを形成し、腸内細菌の多様性が低くなることによりPCOSが生じると推測する。

更なる研究の必要性
近年、腸内細菌が健康に大きな影響を与えていると解明された。

テストステロンと腸内細菌の多様性に関係性がある場合、腸内細菌の多様性を回復させることによりPCOSの症状、女性不妊は改善できると考えられる。それゆえ、今後、研究チームは、PCOSの起因となる腸内細菌の特定を目指すという。

(画像はPixabayより)


外部リンク

US San Diego Health
https://health.ucsd.edu/


Amazon.co.jp : PCOS に関連する商品
  • 多嚢胞性卵巣症候群は精神状態や腸内細菌叢に影響を及ぼす(4月23日)
  • トリガー日のエストラジオールは新鮮胚移植の結果に対して劇的な影響を与えることはない(4月23日)
  • 母親の糖尿病は子供の注意欠如多動症リスクに影響を与える(4月15日)
  • トリガーの日の血清プロゲステロン濃度が凍結融解胚移植の出生率に影響を与える(4月12日)
  • 腎機能低下は男性不妊リスクを高める要因になる(4月8日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->
    記事検索
    妊活基本情報



    お問い合わせ