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妊娠期におけるベンゼン曝露の危険性を訴える

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妊娠期におけるベンゼン曝露の危険性を訴える

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天然ガスとベンゼン
モントリオール大学の研究チームは、「Environment International」にて、妊娠の女性が天然ガスのフラッキング(水圧破砕法)採掘場の近隣にて生活する場合、尿中ベンゼン濃度が基準値の3倍に高まったと発表した。

ベンゼンは、タバコの煙、自動車の排気ガスなどに含まれるが、ベンゼン曝露は特定の職業(塗料製造業など)に限定される。日常生活を通して尿中ベンゼン濃度が基準値を超過することはない。

ベンゼン
臨床試験と高い尿中ベンゼン濃度
研究チームは、ピースリバー渓谷(カナダ・ブリティッシュコロンビア州)に居住する妊娠中の女性29人を対象に、尿中ベンゼン濃度を測定した。

測定結果より、被験者全ての尿中に高濃度のムコン酸(ベンゼンの分解生成物)が検知された。カナダ人女性の標準濃度と比べ、約3.5倍の高さであった。また、29人中5人は、アメリカ合衆国産業衛生専門家会議(ACGIH)にて定められた生物学的ばく露指標を超過する濃度であったと報告される。

環境汚染物の危険性
論文主著者である同大学のマーク・アンドレ・ウェルナー(Marc-Andre Verner)氏は、今回の臨床試験結果を通して根拠・証拠は不十分であり、因果関係は立証できないと述べる。一方、天然ガスのフラッキング採掘場が環境汚染物を放出し、健康に影響を与えると強調する。

妊娠の女性がベンゼンにさらされた場合、胎児は大きく影響を受け、低体重、小児白血病、二分脊椎症(先天的な脊椎骨形成不全)など先天疾患のリスクが高まる。

今後、研究チームはカナダ国内の他機関と共に、妊娠中の女性と尿中ベンゼン濃度、ベンゼンが胎児に与える影響に関する大規模調査を実施予定である。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

University of Montreal
http://nouvelles.umontreal.ca/
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