精液評価・診断検査システムの発表
今月5日、特殊医薬品会社であるアイトゥ・バイオサイエンスは、第33回欧州ヒト生殖医学会(ESHRE 2017)にて、精液評価・診断検査「MiOXSYSシステム」について発表した。
第33回欧州ヒト生殖医学会は、7月2日から5日に掛けてスイス・ジュネーブにて開催された。
「MiOXSYSシステム」について
精液中の酸化ストレスは、原因不明の男性不妊を引き起こす要因であるといわれる。酸化ストレスは酸化反応により生じる有害作用であり、体内の酸化還元における均衡が崩れた状態である。
「MiOXSYSシステム」では、精液中の酸化ストレス度や精子DNA断片化を測定する。精子運動率や前進運動率との相関関係より、精子の質や生殖能力の評価、男性不妊の診断が可能となる。精液評価・診断検査方法は簡単明瞭であり、検査結果が出るのに時間は掛からない。
学会発表の効果
アイトゥ・バイオサイエンスは、男性不妊を理由に不妊治療を受けるカップルにとって診断、予後診断に有益であると述べている。
また、最高経営責任者のジョシュ・ディスボロー(Josh Disbrow)氏は、学会発表を通して、「MiOXSYSシステム」の臨床的・科学的証拠を立証し、潜在的有用性の拡大を図ることができたと評価する。
(画像はAYTU BioScience HPより)

AYTU BioScience
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