抗生物質にて改善
骨盤内炎症性疾患(PID)による不妊の治療や予防には、抗生物質による治療が効果的である。
骨盤内炎症性疾患は性行為感染症であり、子宮、卵管や卵巣に炎症が生じる。子宮内膜炎・卵管炎・卵巣炎により、不妊が引き起こる可能性が高いという。
例えば、インド人の女性では15%、8人に1人が骨盤内炎症性疾患であるといわれる。
骨盤内炎症性疾患(PID)と不妊
骨盤内炎症性疾患はクラミジアや淋菌などによる性行為感染症であり、避妊具の未使用時に感染リスクが高まる。
特に、症状が長引き、重症化すると、卵管閉塞や卵管周囲組織の癒着が生じて不妊の要因となる。また、卵管の損傷により排卵された卵子は子宮に到達できない為、卵子が精子と受精することも不可能になる。
効果的な抗生物質
専門家は、骨盤内炎症性疾患の治療において、オフロキサシン、メトロニダゾール、セフトリアキソン、ドキシサイクリンが最も効果的な抗生物質であると推奨している。
一般的に、骨盤内炎症性疾患は14日間の内服治療にて完治するが、症状に応じて、注射が行われる場合もある。重症な場合は、点滴にて抗生物質を投与するという。
症状の改善が見られたとしても、感染の完治には医師の診断が不可欠となる。
(画像はイメージです)

Business Standard
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