ハウスキーピング遺伝子と男性不妊
アイオワ州立大学のラビンドラ・シング(Ravindra Singh)教授が率いる研究チームは、ハウスキーピング遺伝子(SMN遺伝子)と男性不妊の因果関係を発見した。
ハウスキーピング遺伝子は体内全ての細胞に存在するが、なかには男性不妊を引き起こす疑いのある遺伝子が存在するという。
ハウスキーピング遺伝子について
ハウスキーピング遺伝子はSMN遺伝子であり、体内全ての細胞において一定量発現する。細胞の維持や増殖など基本的な細胞機能に必要不可欠である。
一方、ハウスキーピング遺伝子(SMN遺伝子)の不足により、脊髄性筋萎縮症(SMA)など神経系に問題が生じる。
マウスを用いた実験結果
オスのマウスを用いた実験を通して、研究チームはSMN遺伝子の発現量と男性不妊に因果関係が認められると結論付けた。体内にてSMN遺伝子が不足したマウスは男性生殖器が縮小し、精子数は減少したという。
今回の研究を通してSMN遺伝子の新たな機能は解明されていないが、男性生殖器の発達において重要な働きをすると推測される。
今後の研究目標
シング教授によると、SMN遺伝子の不足が与える影響には個人差があるという。
次の段階では、SMN遺伝子が男性生殖器の遺伝子変異を引き起こす段階、SMN遺伝子の影響を受ける細胞を突き止めることを目指すという。
(画像はイメージです)

IOWA STATE UNIVERSITY
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